僕が嫌いな２つのテレビ番組

僕は嫌いなお笑い番組があって、１つは「新婚さんいらっしゃい」もう１つは「さんま御殿だ」今まではずっとなんでこの２つが嫌いなのかはっきりしてなかったんだけど、最近嫌いな理由が判明した。
要はこの２つの番組ってなんでもない普通の発言をあたかもボケのように見せて、司会者がそれに突っ込むという構造になってる。新婚さんは出演者にわざわざ、単調な喋らせ方をしている。例えば「～った。」とかね。
普通「～でした。」って言うよね。で、「～った。～った。～った。」っていう風に喋ると馬鹿に見える。馬鹿に見えると発言もボケみたいな感じがしてくるから、何気ない発言だったとしても司会者が突っ込んだりこけたりして面白い感じがしてくる。

さんま御殿も似たようなもの。新婚さんいらっしゃいと違って出演者に変な喋り方はさせていないけど、さんまさんがお笑いみたいな雰囲気を作ってたりするから出演者がちょっとずれた発言をすると大げさにこけたり、笑ったりしてまるで出演者が面白い事を言ったような雰囲気を作っている。
勿論これは１つの技術だし、どちらの番組も普通の素人やお笑い芸人じゃない人が毎回出てくる番組なので手法としても合っているのだと思う。だから面白いは面白いというのは分かる。けどやっぱりこういうのは好きになれない。神経質すぎるかも知れないけど、人の失敗や変わっている所を嘲笑しているような感じがしてしまう。 特に強くそう思った回があって、これは確かさんま御殿だったと思うんだけど、さんま御殿って最初のほうで出演者の紹介みたいなのをするんだよね。

何をしている人なんですか？みたいに聞いて出演者がそれに答える。「俳優です」「女優です」「モデルです」みたいな。

それである回で仮面ライダーの役をやっている若手俳優みたいな人が出てて、さんまさんが「何をされてるんですか？」みたいな事を聞いた時の返答が「仮面ライダー◯◯をしてます」だった。

で、さんまさんがまあ定番どおり「それ、仮面ライダーをやってるんじゃなくて俳優でしょｗ」みたいなツッコミをしたんだけどさ、その俳優さんが戸惑ったような傷ついたような表情をしたように
見えた。それから見ようと思わなくなってしまった。

だからと言ってこの番組が悪い番組だとは思わない。
両方長寿番組だから好きな人も多いだろうし、別に終わって欲しいと思っているわけでもない。
ただ僕が好きじゃないというだけの話。

やっぱりバラエティは芸人さんだけでやってるのが１番良いよ。